【柏市】動悸がする！病院に行く目安

「脈が速くドキドキすることが増えた」「安静にしても心臓がドカンドカンする」「いつもより鼓動が早く感じる」などの症状はありませんか？

動悸を単純にドキドキすることと捉え、年を重ねたから、運動不足だから、寝不足だから、更年期だからと安易に考えてはいけません。

「少しくらい心臓がドキドキするときがあるからといって、病院やクリニックを受診するほどでもない」と考える方も多いのではないでしょうか？

動悸には様々な原因があり、病気のサインである可能性もあるため、おかしいと感じたら早めに診察を受けましょう。

動悸とは？

動悸とは、心臓の動きが乱れ、鼓動が強い、速いなど不快に感じることです。

動悸は病院やクリニックでも相談件数が多く、その原因も様々です。

動悸の症状について

「動悸」と呼べるほどの症状かどうかわからないため、初診予約がなかなかできないという方も多いです。

動悸の主な症状としては、

などがあります。

受診する目安

動悸を長く感じるようになった、安静にしていても、脈拍が100回／分を超えている、動悸の他に息苦しさ、むくみ、痛みの症状がある場合は、病院やクリニックを受診することをおすすめします。

初診の際には、できるだけ症状を詳しく話せるよう、

など、日ごろから意識的にチェックしておきましょう。

危険！こんな症状の場合は救急車を

動悸が静まった後に、以下のような症状がある場合は、救急車での受診をおすすめします。

特に意識がない場合は、緊急対応が必要になります。

【柏市】動悸は何科に行くべき？

動悸で初診を受ける際は、何科にすべきか悩まれることもあるでしょう。

原因がわからず総合的な診察を受けたい場合

まずは、行きつけの内科で相談することをおすすめしますが、より専門的なクリニックをお求めの場合は、循環器内科や心臓血管外科を予約しましょう。

ストレスが原因の場合

動悸の原因が以下のようなストレスと考えられる場合は、心療内科がおすすめです。

・パニック障害

極度の緊張により起こりやすく、脳内の神経伝達物質系の異常が原因とされています。

・過換気症候群

検査で異常はないものの精神的ストレスや不安感が原因で息が苦しくなり、呼吸が速くなります。

・心臓神経症

精神的な不安があると、胸の痛みや動悸を感じます。

・自律神経失調症

悪い生活習慣やストレスが主な原因です。

女性ホルモンが原因の場合

女性ホルモンの乱れが原因と考えられる場合は、婦人科がおすすめです。

・更年期障害

エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が低下することでホルモンバランスが乱れ、動悸の他、疲労感やほてり、冷え、頭痛などの症状も出やすいです。

・妊娠

妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えるため自律神経が乱れやすいです。また貧血にもなりやすく、胸に不快感があります。

生活習慣

食生活の乱れや嗜好品過多が原因で動悸を感じる場合は内科クリニックを予約しましょう。

・貧血

鉄分の摂取不足や出産、月経などで起こりやすいです。

・嗜好品の過剰摂取

アルコール、たばこ、カフェインなど嗜好品を過剰に摂取すると、自律神経の乱れが血圧に影響し、呼吸が速くなりやすいです。

・低血糖

栄養不足、インスリンの不適切な使用などで血糖値が下がると、動悸の他、手足の震えやめまい、脱力が起こりやすいです。

【柏市】動悸がしたときの対処法

動悸が起こった際にとるべき対処法をご紹介いたします。

動悸が起こったら

動悸が起こった際には、まずは楽な姿勢になり、治まるか様子をみましょう。この時、深呼吸をする、首の動脈や両目を優しく押すことで症状が治まることもあります。

ただし、動悸だけでなく、胸の痛みや呼吸困難を感じる場合はすぐに助けや救急車を呼びましょう。

落ち着いたら病院へ

動悸が頻発する、安静にしていてもドキドキする場合は、病院で診察を受けましょう。かかりつけ医を受診する他、初診の場合は内科や循環器科を予約するのもおすすめです。

精神的なものが引き金となる場合は

動悸の原因は身体の不調だけではありません。緊張や怒り、ストレスなどの精神的なものも引き金となります。

そもそも心拍は交感神経と副交感神経で制御されるため、緊張や怒りを感じると交感神経が優勢になり、心拍数が上がります。

心拍数を落ち着けるには、副交感神経を活発にし、身体をリラックスさせることが大切です。

そのためには、ゆっくりと深呼吸を繰り返しましょう。

また、日頃からストレスを発散し、怒りや緊張を遠ざけるためにも、質のよい睡眠をとり、疲労はためないようにしましょう。

ストレスが原因と考えられる場合でも、「精神的なものだから仕方がない」と諦める、「環境が変われば治まるだろう」と放置してはいけません。

ストレスによる動悸でも、放置することで循環器の病気へ移行することがあります。

また、ストレスがある方は、そうでない方に比べると心筋梗塞になる可能性が約1.5倍にもなります。動悸の原因が精神的なものでも放置すれば心臓の病になる危険があるため、気になる症状がある場合は、早めに受診・検査をおすすめします。

【柏市】動悸の原因は生活習慣にあることも

生活習慣が動悸の原因となる場合もあります。

カフェイン・アルコールの摂り過ぎ

コーヒーやお茶に含まれるカフェイン、お酒に含まれるアルコールには、自律神経を刺激し、血圧を変化させることで脈拍を速くする作用があります。

そのため、カフェインやアルコールを摂り過ぎると、動悸がしたり胸が苦しくなったりすることがあるのです。

仕事の合間などほっと一息つきたいときにカフェインを摂る程度なら問題はありませんが、多めに飲んでしまう方は、一日に何杯までと決めるようにしましょう。

また、アルコールも適量を守りましょう。

たばこの本数が多い

たばこに含まれるニコチンもカフェインやアルコールと同じく自律神経に作用し、動悸の原因となります。

たばこは動悸の他にも様々な病気の原因となるため、本数を減らす、禁煙をすることが望ましいです。

自分の意志だけではなかなか対処できない場合は、禁煙外来などを受診することをおすすめします。

運動をしたとき

激しい運動をしたとき、普段運動をしない方が身体を動かしたときなどにも脈が速くなり、動悸が起こりやすいです。

これは正常なものですが、少し動いただけでも動悸がする場合は、他の病気が隠れている場合もあるため注意しましょう。

薬の副作用

血管を拡張する薬や、交感神経を刺激する薬を服用すると、副作用として動悸が起こることがあります。また、糖尿病治療のためインスリンを過剰に投与してしまうと、動悸を起こしがちです。

反対に、血圧の薬や心臓の薬の服用を中止すると、動悸が起こることもあります。

日常的に服用している薬でも、体調によって動悸が起こることも少なくありません。

そんなときは自分で「処方された薬だから大丈夫」「いつもの薬だから安心だろう」と安易に考えるのではなく、医師や薬剤師に必ず相談しましょう。