我孫子市の特定健診でメタボリックシンドロームの保健指導を受けると、糖尿病にはどんな種類があり、どのような治療方法を受けるのか知っておきたくなりませんか？糖尿病が引き金となる合併症があるのかも、気になるところだと思います。こちらでは、糖尿病を予防したいと考えている我孫子市にお住まいの方に向けて、糖尿病の種類と必要な治療、合併症について説明いたします。

糖尿病は成り立ちや原因によって、下記の種類に大きく分かれます。

1型糖尿病

1型糖尿病は膵臓からのインスリン分泌が低下、または分泌することができなくなる、インスリン欠乏による糖尿病です。正確な原因は判明していませんが、1型糖尿病にかかりやすい体質、もしくは膵臓の一部が破壊されていると考えられます。なお、治療をしなければ、血糖値が高くなる症状が出てきます。そのため、注射でインスリンを補う治療は必須で、生きるためには毎日、複数回の注射を続けなければいけません。

2型糖尿病

2型糖尿病はインスリンの分泌量が十分ではないか、分泌されたインスリンが作用しなくなる「インスリン抵抗性」が起きて血糖値が高い状態になります。考えられる原因は、遺伝や食べ過ぎ、肥満、運動不足など環境による影響が強いです。血糖値の上昇を抑えるには、食事と運動習慣を見直すことが必要。2型糖尿病の治療は、飲み薬や注射を利用しながら改善していきます。

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病は妊娠中に発覚した血糖の上昇です。糖分は赤ちゃんの栄養となるため、空腹時は妊娠していないときより低くなります。一方、胎盤から分泌されるホルモンによってインスリンの働きが弱くなり、食後に血糖値が上昇しやすくなってしまうので、食事や運動、インスリンを補う治療が必要です。このような高い血糖状態は、ほとんどの人が出産後に戻ります。しかし、妊娠糖尿病を発症すると、将来的に糖尿病になるリスクが高まるでしょう。

その他の特定の機序・疾患によるもの

上記以外にも、特定の要因や疾患により糖尿病を発症することもあります。病気の影響や治療薬の影響を受けて血糖値が上昇する場合もあるので、十分に注意しましょう。

糖尿病が見つけるきっかけは様々ですが、我孫子市民にとって身近な方法は健康診断、40歳以上の方は特定健診・特定保健指導です。定期的に健診を受けて、糖尿病や糖尿病の予備群を早期に発見しましょう。

健康診断と人間ドックの違い

糖尿病は下記のような合併症を引き起こす可能性があります。

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害は手と足の神経が異常な状態になり、痛みやしびれなどの症状が現れる合併症です。左右対称に症状が出ることがあり、痛みが慢性化してさらに進行すると、潰瘍や壊疽など取り返しのつかない状態になる場合もあります。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は眼の網膜に通っている細い血管が、血液中の糖によって傷つく合併症です。進行すると最悪の場合は失明してしまうため、早期発見と早期治療が重要になります。自覚症状が出ないこともあるので、少なくとも年に1回は検査をしましょう。

糖尿病腎症

糖尿病腎症は腎臓の細い血管が、血液中の糖によって傷つく合併症です。自覚症状がないまま進行し、最悪の場合は老廃物を尿として排泄できなくなってしまいます。そうなると、透析治療が必要となりますので、病院の診療時間に合わせて生活していかなければいけません。

動脈硬化（脳卒中・心臓病）

糖尿病が動脈硬化の原因となり、心臓病や脳卒中を引き起こすことがあります。食後の高血糖状態は動脈硬化を進行させるので、糖尿病だけでなく高血圧や肥満にならないよう注意しましょう。

糖尿病には種類があり、治療方法も原因によって変わるうえ、糖尿病が引き起こす合併症もあります。「検査をして病気が見つかったら…」と、不安になるかもしれません。しかし、早期の発見と治療で進行を遅らせることが可能です。我孫子市にお住まいで糖尿病の疑いがある方、我孫子市で糖尿病の治療に対応している病院を探しているという方は、いとう内科循環器科にご相談ください。平日の診療時間は午前9時15分から12時30分、午後は15時から18時までとなります（水曜の午後は休診）。インターネット受付なら、検査・治療の初診予約は診療時間外でも可能です。

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