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不整脈の種類・発生する理由とは?期外収縮やペースメーカーについても解説

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不整脈とは、心臓における脈の打ち方が乱れることをいいます。脈が遅くなる徐脈や脈が速くなる頻脈、脈が途中で飛んでしまう期外収縮などの種類があり、同じ不整脈でも怖いものと怖くないものがあるのです。では、なぜ不整脈が起こるのでしょうか。今回は不整脈が起こる理由や不整脈の種類、そしてペースメーカーが必要となる場合などについてご紹介します。

不整脈が起こる理由とは?不整脈の種類について

what is the reason for arrhythmia

不整脈が起こるのは、心臓が悪いからと思われている方もいらっしゃるでしょう。ですが、実はそれだけとも言い切れません。たしかに心臓が悪い場合にも不整脈が起こることはありますが、心臓の病気である狭心症や心筋梗塞は、血管が狭くなったりつまったりすることで起こる病気です。

一方、不整脈というのは、心臓に流れる微弱な電気信号の流れに異常をきたすことで起こります。つまり不整脈というのは、血管がつまって起こるわけではないため、狭心症や心筋梗塞など心臓の病気とは基本的に別ものなのです。

不整脈が起こる理由として多いのは、年齢に伴うものや体質的なもので、心臓の病気と関係ある場合は少ないといえます。年をとるにつれて、肉体的疲労やストレス、睡眠不足などでも不整脈は起こりやすくなり、中年以上の人であれば誰にでも起こり得るのです。

不整脈の種類には怖いものと怖くないものがある

some types of arrhythmia are scary

不整脈には怖いものと怖くない種類のものが存在します。

怖いものは、運動などを特にしていないのに急にフラッとしたり、突然意識がなくなってしまったり、脈拍数が1分間に40回以下で身体を動かすと強い息切れを感じたり、突然動悸が始まったりといったタイプの不整脈です。

中でも突然動悸が始まるケースで、その頻脈が心室から起こったものである場合は要注意です。血液が全身に回らなくなってしまうため、特に心臓の持病を抱えている方は、心室細動というさらに怖い不整脈に変わることもあるため、注意しましょう。

上記のような症状が出た場合は、なるべく早く病院で原因を調べてもらい、すぐに治療を始めることが大切です。

ただし、大半の不整脈は怖くないタイプに分類されます。脈がたまに飛ぶ程度のものや特に症状のない徐脈などはあまり心配いりません。どうしても気になるという方は、病院で一度調べてもらうのがおすすめです。

不整脈の種類の一つ「期外収縮」と診断されたら

不整脈の種類の一つに「期外収縮」というものがあります。これは不整脈の種類の中でも最も多い症状です。

心臓には4つの部屋があり、電気の信号によって順番に収縮しています。この規則的に出現する電気刺激によって心臓は収縮を繰り返しているのです。

期外収縮とは、予想されるタイミングよりも早く次の心拍が生じる、心臓の電気的な興奮のことです。期外収縮は、30歳以上になるとほとんどの人に認められる不整脈で、年齢とともに増加していきます。

病気と関連して起こることもありますが、多くの場合病気とは無関係で、年齢や体質的な理由を原因とするものです。期外収縮があるといわれた場合は念のため、病院で原因や病気との関連などを一度調べてもらうのがおすすめです。

不整脈でペースメーカーが必要とされるケースとは

不整脈の種類の一つに、脈が遅くなる徐脈と呼ばれるものがあります。徐脈の主な原因は、興奮信号を発する機能が悪くなる「洞不全症候群」と、電気の通りが悪くなる「伝導障害」の2つに分けられます。めまい、失神、過度の疲労感、息切れなどが徐脈の主な自覚症状です。

徐脈は高齢の方や心臓の手術を受けたことがある方、心疾患を持っている方などに起こりやすく、甲状腺の持病を抱えていると若い方でも起こる場合があります。

徐脈が原因で失神したり、息切れやだるさなどの症状が強く日常生活に支障をきたしたりする、心不全の疑いがあるといった場合には、ペースメーカーによる治療が必要です。

ペースメーカーは一定のリズムで心臓に電気刺激を伝えるための機械で、本体とリードというパーツが組み合わされてできています。このリードを心房や心室に挿入し、心臓の信号を本体に、本体からの刺激を心臓へと伝えることで心臓が拍動する仕組みです。

基本的に、徐脈が出たら必ずペースメーカーによる治療が必要となるわけではありません。失神やふらつきといった症状が起こり、心電図などの検査によって徐脈が原因だとわかった場合に、体内にペースメーカーを植え込む手術を行います。

最近ではペースメーカーの品質も、手術の技術も上がっているため、植え込むことで日常生活に大きな支障はありません。

ペースメーカーでの治療を提案された場合は、医師の話をしっかりと聞いて、手術を受けることをおすすめします。

不整脈には様々な種類が!心配な方はお近くの病院へ

不整脈には種類があり、怖いものと怖くないものがあります。大半の場合は怖くない不整脈に分類されますが、ペースメーカーによる治療が必要となる場合や、不整脈がさらに怖い病気につながることもあるので注意が必要です。

我孫子市で不整脈にお悩みの方は、いとう内科循環器科までお問い合わせください。いとう内科循環器科では、循環器内科として心臓に関わる病気の診療を行っています。不整脈にお困りの方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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