動悸がする…ストレス・食事・胸痛との関係と対処法
動悸がするのはストレスや食事と関係がある?
突然、心臓がドキドキしたり、バクバクしたりする動悸。この不快な症状は、「ストレス」や「食事」、「病気」など様々な要因で現れることがあります。
こちらでは、これらの状況における動悸の原因やメカニズム、対処法について解説します。
動悸がする方、胸痛が気になる方はぜひ参考にしてください。
「動悸がする…」発生パターンの種類
動悸は様々な場面で起こり得ます。代表的な発生パターンとしては、安静時、運動時、食後、就寝時などが挙げられます。それぞれの状況で、何が原因となっているかを見ていきましょう。
安静時
安静時に動悸がするのは、精神的なストレスや自律神経の乱れ、貧血などが原因として考えられます。心臓に負担がかかっていない状態でも、ドキドキしたり、脈が飛ぶように感じたりすることがあります。
運動時
運動時は、心臓が活発に血液を送り出す必要があり、心拍数が増加します。このため、ドキドキと脈打つ感覚が強くなります。適度な運動では問題ありませんが、激しい運動や急に運動を始めた場合などは注意が必要です。
食後
食後は、消化のために血液が消化器官に集中し、一時的に心臓への血液供給が減少することがあります。また、血糖値の急上昇も動悸の原因となることがあります。このような場合は、ドキドキしたり、脈が速くなることがあります。
就寝時
就寝時は、睡眠不足や自律神経の乱れ、カフェインの摂取により、動悸が起こることがあります。脈が速くなったり、不規則になったりするなど、症状は様々です。
これらの動悸は一時的なものから、病気のサインであるものまで様々です。症状が続く場合や、強い動悸を感じる場合は、医療機関への受診をおすすめします。
ストレスと動悸の関係
ストレスを感じると、心臓がドキドキしたり、脈が速くなったり、あるいは脈が飛ぶように感じたりすることがあります。このような動悸は、ストレスが自律神経のバランスを崩すことが原因で起こります。
自律神経には、体を活動的にする交感神経と、体をリラックスさせる副交感神経の2種類があります。
通常は、この2つの神経がバランスを取りながら心拍数を調整しています。
しかし、強いストレスにさらされると、交感神経が過剰に働き、心拍数が上がったり、脈が速くなったりします。
ストレスが長く続くと、この状態が慢性化し、動悸や息切れなどの症状が現れやすくなります。
ストレス性の動悸が続く場合は、医療機関を受診し、適切なアドバイスや治療を受けるようにしましょう。
食事と動悸の関係
食後に動悸が起きる原因には、自律神経の働きや食事内容が関係しています。
食後は、消化のために血液が胃腸に集中し、全身の血流が一時的に変化します。この血流の変化に対応するために、自律神経が活発に働きます。自律神経には、活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経があります。食後は、これらの神経のバランスが乱れやすく、動悸を感じやすくなります。特に、大量の食事を摂った場合、この変化が大きくなり動悸も強く感じることがあります。
また、特定の食品や飲み物が動悸を誘発する可能性があります。カフェインを含むコーヒーや紅茶、アルコール、香辛料などを過剰に摂取すると、交感神経が刺激され、動悸が起こりやすくなります。
胸痛と動悸の関係
胸痛と動悸が同時に起こる場合は、緊急性の高い病気が隠れている可能性があるため注意が必要です。
狭心症・心筋梗塞
締め付けるような、圧迫するような胸痛と動悸が同時に起こります。特に、運動時や労作時に症状が現れやすいです。冷や汗や吐き気を伴うこともあります。
大動脈解離
激しい胸痛や背中の痛みと動悸が突然起こります。高血圧の方に多く見られます。
逆流性食道炎
胸やけや呑酸(どんさん)などの症状に加えて、胸痛や動悸が起こることがあります。食後に症状が悪化しやすいです。
パニック障害
激しい動悸と胸痛、息苦しさ、めまい、吐き気などが突然起こります。過呼吸を伴うこともあります。
上記以外にも、肋間神経痛や気胸、心膜炎などでも、胸痛と動悸が同時に起こることがあります。
胸痛と動悸が同時に起こった場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。特に、激しい胸痛や息苦しさ、冷や汗、意識消失などを伴う場合は、緊急性が高い可能性があるため、すぐに救急車を呼ぶか、近くの病院に連絡してください。
動悸の予防策・対処法
ここでは、動悸の予防策・対処法をご紹介します。
食事内容の見直し
バランスの取れた食事を心がけ、刺激物や脂肪分の多い食事、食べ過ぎは控えましょう。
睡眠の質の改善
毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保することで自律神経のバランスを整えましょう。寝る前のカフェイン摂取やスマホ操作は避け、リラックスできる環境を作るのがおすすめです。
適度な運動
軽いウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。適度な運動はストレス軽減にも効果的です。
リフレッシュ方法を見つける
趣味や好きなことに没頭する時間を作る、自然に触れるなど、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけましょう。
禁煙
タバコは血管を収縮させ、動悸を悪化させる可能性があります。禁煙を検討しましょう。
飲酒量の調整
過度な飲酒は動悸の原因となることがあるため、アルコールを好む方は、飲酒頻度と飲酒量を調整するように努めてください。
このように、日々の生活を見直し、動悸が起こりにくい生活習慣を身につけましょう。
これらの対処法を実践しても動悸が改善しない場合は、医療機関への受診をおすすめします。
ご自身の動悸がどの程度深刻なのか、医療機関への受診が必要なのかを判断するためのポイントは以下のとおりです。
- 頻度:毎日複数回起こる、または週に数回起こる
- 持続時間:数分以上続く
- 症状の重さ:めまい、息切れ、冷や汗、胸痛などを伴う
上記のような症状が見られる場合、早めに医療機関を受診するようにしてください。特に、胸痛を伴う動悸は、狭心症や心筋梗塞などの心臓病のサインである可能性があります。一刻も早い受診が必要です。
動悸で受診する場合の適切な診療科は、内科、または循環器内科です。かかりつけ医がいる場合は、まずそちらに相談してみましょう。
動悸への正しい理解と早期の対処が大切!
動悸は、日常生活でのストレスや食生活、そして病気など、様々な要因で引き起こされます。自己判断で様子を見続けると、病状が悪化する可能性もあります。少しでも不安を感じたら、ためらわずに医療機関を受診し、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
我孫子市のいとう内科循環器科では、咳や熱などの急性疾患から、動悸や息切れ、高血圧症、糖尿病などの慢性疾患、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症など心臓に関わる病気まで幅広く診療しております。我孫子市で動悸・息切れ・胸痛にお悩みの方は、いとう内科循環器科へご相談ください。
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医院名 | いとう内科循環器科 |
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診療項目 | 内科、循環器内科 |
診療時間 |
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診療予約 |
午前は予約制、午後は受付順の診療となります。 初診、健診、予防接種の方は17:30までにご来院してください。 |
来院に必要なもの |
保険証をご持参下さい。 各種医療証、お薬手帳をお持ちの方はご持参下さい。 また、気になる症状や質問したい点などメモをご用意いただけると良いかと思います。 |
駐車場の有無 | 当院の駐車場はございません。 |
最寄駅 | JR我孫子駅 北口側 下車1分 |