動悸とは?息切れを伴う原因と対処法・予防策を解説
動悸に息切れを伴う原因とは?対処法・予防策を知ろう
突然、心臓がドキドキしたり、脈が速くなったように感じたりした経験はありませんか?あるいは、息が苦しく、呼吸が速くなってしまうことはありませんか?
このような症状は「動悸」や「息切れ」と呼ばれ、多くの人が経験するものです。
こちらでは、動悸や息切れについて、その原因や症状、考えられる病気、対処法・予防策について解説します。
動悸とは?動悸に息切れを伴う原因と考えられる病気
動悸とは何か
心臓の拍動をいつもより強く感じたり、速く感じたりする自覚症状のことを「動悸」といいます。安静にしているにもかかわらずドキドキしたり、脈が速くなったり、脈が飛んでいるように感じたり、胸がドンドン打つように感じたりする症状が現れます。
一時的な動悸であれば心配する必要はあまりありませんが、症状が続く場合や他の症状を伴う場合は、何らかの病気が隠れている可能性もあるため、医療機関を受診することが推奨されます。
動悸に息切れを伴う原因
そもそも息切れが起こる理由は体に対して必要な酸素が足りていないためで、動悸と息切れが同時に起こる原因は精神的なものから、生活習慣、そして身体的な原因まで多岐にわたります。
精神的な原因
精神的な原因としては、ストレス、不安、パニック障害などが挙げられます。これらは自律神経のバランスを崩し、動悸や息切れを引き起こすことがあります。
生活習慣
生活習慣も大きく関わっています。睡眠不足や過労、カフェインの過剰摂取、喫煙などは、体に負担をかけ、動悸や息切れの症状を誘発する可能性があります。また、脱水症状も原因の一つです。
身体的な原因と疑われる病気
身体的な原因には様々な病気が考えられます。ストレスによる動悸だと思っていても、もしかしたら何らかの病気が潜んでいるかもしれません。
心臓の病気では、不整脈、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心不全などがあります。これらの病気は、心臓の機能に異常をきたし、動悸や息切れを引き起こします。
呼吸器の病気も原因の一つです。喘息、COPD、肺炎などは、呼吸機能を低下させ、息切れを伴う動悸を引き起こすことがあります。
その他にも、甲状腺の病気(バセドウ病など)、貧血、低血糖、薬の副作用なども動悸と息切れを引き起こすことがあります。
ご自身の症状がどの原因に当てはまるか自己判断せず、医療機関に相談することをおすすめします。
危険な動悸と息切れの見分け方
動悸や息切れは、一時的なものから重大な病気のサインである可能性まで、様々な原因が考えられます。
ご自身の症状が緊急性の高いものかどうかを判断するためには、以下の症状に当てはまるものがないか確認してみましょう。
- 激しい動悸:安静時や軽い運動でも突然、心臓が激しく高鳴る
- 強い息切れ・呼吸困難:少し動いただけでも息苦しく、呼吸が速く浅くなる
- 胸の痛み・圧迫感:胸部に締め付けられるような痛みや圧迫感がある
- めまい・失神:意識が遠のいたり、実際に気を失ったりする
- 冷や汗・顔面蒼白:突然冷や汗をかき、顔が青白くなる
- 咳や痰:咳が止まらず、痰が絡む
- むくみ:足首や顔などがむくむ
- 倦怠感:体がだるく、疲れやすい
これらの症状は、心臓病、呼吸器疾患などの重大な病気が隠れている可能性を示唆しています。
上記のような症状を伴う動悸や息切れが現れた場合は、すぐに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けるようにしてください。
早期発見・早期治療によって、重症化を防ぎ、日常生活への早期復帰を目指しましょう。
動悸・息切れが起きたときの対処法
動悸や息切れを感じたときは、まず落ち着いて行動することが大切です。慌てずに、以下の対処法を試してみてください。
深呼吸をする
息をゆっくり吸って、ゆっくり吐く深呼吸は、心拍数を落ち着かせ、リラックス効果をもたらします。
安静にする
動悸や息切れを感じたら、まずは安全な場所で横になるか、楽な姿勢で座りましょう。激しい運動や活動を避け、身体を休めることが重要です。
水分を補給する
脱水症状は動悸や息切れを引き起こすことがあるため、水分をこまめに補給しましょう。常温の水やスポーツドリンクなどがおすすめです。
症状が続く場合は医療機関を受診する
上記の対処法を試しても症状が改善しない場合、または症状が悪化する場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。自己判断は危険です。医療機関による適切な診断と治療を受けることが重要です。特に、胸の痛みや締め付け感、呼吸困難、めまい、失神などを伴う場合は、緊急性を要するため、すぐに救急車を呼ぶか、近くの病院へ行きましょう。
これらの対処法は一時的なものです。根本的な原因を特定し、適切な治療を受けるためには、医療機関を受診することが不可欠です。
動悸・息切れの予防法
動悸や息切れは、必ずしも深刻な病気が原因とは限りません。ストレスや疲労の蓄積、生活習慣の乱れなど、日常生活における要因も大きく影響します。
動悸や息切れを予防するためには、下記のような生活習慣を心がけることが大切です。
規則正しい生活習慣
睡眠時間をしっかりと確保し、毎日同じ時間に寝起きするよう心がけましょう。
ストレスをためない
趣味やリラックスできる活動を見つけ、ストレスを発散する時間を作るように心がけてください。
適度な運動
ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を身につけましょう。
バランスのよい食事
野菜、果物、魚、肉などバランスよく栄養を摂取しましょう。
禁煙
喫煙は血管を収縮させ、動悸や息切れの原因となるため、タバコ愛煙家はできるだけ喫煙を控えるか、禁煙を試みてください。
カフェイン摂取を控える
カフェインは刺激物であるため、過剰摂取は動悸を誘発する可能性があります。
アルコール摂取を控える
アルコールの過剰摂取は、不整脈や高血圧のリスクを高めます。
水分を十分に摂る
脱水症状は動悸を引き起こす可能性があるため、こまめな水分補給を心がけましょう。
定期的な健康診断
定期的に健康診断を受診し、自身の健康状態を把握しましょう。
これらの生活習慣を改善することで、動悸や息切れの予防、そして健康維持につながります。
ただし、症状が続く場合は自己判断せず、医療機関を受診しましょう。
動悸と息切れを感じたら自己判断せずに医療機関を受診しよう
動悸や息切れは、一時的なストレスや疲労、睡眠不足などでも起こることがあります。このような場合は、休息や生活習慣の改善で症状が軽快することも少なくありません。
しかし、動悸や息切れは重大な病気のサインである可能性も無視できません。自己判断で様子を見ているうちに病状が悪化してしまうケースもあるため、注意が必要です。咳や痰、呼吸困難、胸の痛み、めまい・ふらつきなどの症状を伴う場合は、早急に医療機関を受診するようにしてください。早期発見・早期治療によって、日常生活への復帰もよりスムーズになります。
いとう内科循環器科では、生活習慣病によって生じる狭心症や心筋梗塞、不整脈などの心臓にかかわる病気が隠れていないか、丁寧かつ詳細に診療いたします。動悸や息切れ、息苦しさや胸の締めつけを感じたら、まずは初診の受付を行ってください。
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医院名 | いとう内科循環器科 |
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電話番号 | 04-7181-3226 |
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診療項目 | 内科、循環器内科 |
診療時間 |
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診療予約 |
午前は予約制、午後は受付順の診療となります。 初診、健診、予防接種の方は17:30までにご来院してください。 |
来院に必要なもの |
保険証をご持参下さい。 各種医療証、お薬手帳をお持ちの方はご持参下さい。 また、気になる症状や質問したい点などメモをご用意いただけると良いかと思います。 |
駐車場の有無 | 当院の駐車場はございません。 |
最寄駅 | JR我孫子駅 北口側 下車1分 |