我孫子市の循環器科病院の医師が教える!胸痛と高血圧の関係性と対処法
我孫子市の循環器科病院へ相談!高血圧に伴う胸痛の原因と家庭でのケア
胸に痛みを感じたとき、多くの方は心臓の病気を心配するのではないでしょうか。実は、高血圧も胸痛と深い関わりがあるケースがあります。
こちらでは、我孫子市の循環器科病院が、胸痛の種類とその緊急性、高血圧が胸痛を引き起こす仕組みと症状の特徴、胸痛を感じたときの対処法・注意点について解説します。
胸痛の種類と緊急性
胸痛は、心臓、肺、食道など、様々な臓器の異常によって引き起こされる症状です。その原因によって緊急性も大きく異なり、迅速な判断と対応が求められるケースも少なくありません。ここでは、代表的な胸痛の種類とその緊急性について解説します。
胸痛は、大きく分けて以下の3つの種類に分けられます。
狭心症
狭心症は、心臓の筋肉に一時的に血液が不足することで起こります。胸の圧迫感や締め付けられるような痛みを感じますが、数分程度で治まるのが特徴です。
緊急性は低いものの、狭心症を放置すると心筋梗塞に発展する可能性もあるため、注意が必要です。
心筋梗塞
心筋梗塞は、心臓の血管が完全に詰まり、心臓の筋肉が壊死してしまう状態です。狭心症よりも強い痛みがあり、長時間持続します。冷や汗や吐き気を伴うこともあり、命に関わるため、緊急の医療処置が必要です。
その他の胸痛
その他にも、大動脈解離、逆流性食道炎、肺炎、肋骨骨折など、様々な原因で胸痛が起こることがあります。これらの胸痛の緊急性は原因によって様々ですが、自己判断は危険です。医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けるようにしましょう。
高血圧が胸痛を引き起こすメカニズム
高血圧は、心臓病のリスクを高める大きな要因です。高血圧の状態が続くと、血管に負担がかかり続け、胸痛をはじめとする様々な症状を引き起こす可能性があります。ここでは、高血圧によって胸痛が起こるメカニズムを解説します。
高血圧と胸痛には、動脈硬化という共通の敵が存在します。高血圧は動脈硬化の進行を加速させ、血管を狭く、硬くしていきます。
動脈硬化が進むと、心臓に血液を送る冠動脈も狭くなり、十分な酸素が供給されにくくなります。これが狭心症の主な原因です。運動時など心臓に多くの酸素が必要なときに、この酸素不足が顕著になり、胸の痛みや圧迫感を感じます。
さらに、動脈硬化によって血管が脆くなると、プラークと呼ばれる脂肪の塊が剥がれやすくなります。剥がれたプラークが冠動脈を完全に詰まらせてしまうと、心筋梗塞を引き起こし、激しい胸の痛みとともに、命に関わる危険な状態に陥ります。
高血圧は、心臓自体にも大きな負担をかけます。高い圧力に逆らって血液を送り出そうとするため、心臓の筋肉は肥大し、硬くなっていきます。この状態が続くと、心臓の機能が低下し、心不全のリスクも高まります。心不全になると、息切れや動悸、胸部不快感などの症状が現れることがあります。
このように、高血圧は血管と心臓の両方に悪影響を及ぼし、胸痛をはじめとする様々な心臓病のリスクを高めます。日頃から血圧を適切に管理し、動脈硬化の予防に努めることが大切です。
高血圧による胸痛の症状と特徴
高血圧が原因となる胸痛は、心臓への負担増加や動脈硬化の進行によって引き起こされます。高血圧に関連する胸痛の症状は、他の心臓疾患と類似している場合があり、判別が難しいケースもあるため注意が必要です。
高血圧から胸痛につながる代表的な疾患として「狭心症」と「心筋梗塞」があります。
狭心症
狭心症は、心臓の血管が狭くなって十分な血液が送られないために起こります。運動時やストレス時に発作的に胸痛が現れるのが特徴で、安静にすると症状は治まります。痛みは圧迫感や締め付けられるような感覚で、肩や腕、背中に広がることもあります。
心筋梗塞
心筋梗塞は、心臓の血管が完全に詰まってしまい、心臓の筋肉の一部が壊死してしまう危険な状態です。狭心症よりも激しい痛みが持続し、冷や汗、吐き気、息切れなどの症状を伴うこともあります。心筋梗塞は一刻を争うため、上記の症状が現れた場合は速やかに救急車を呼ぶ必要があります。
高血圧は自覚症状が少ないため、健康診断などで指摘されるまで気づかないケースも多いです。高血圧は放置すると様々な合併症を引き起こす可能性があるため、日頃から血圧を測定し、適切な管理を心がけることが重要です。
胸痛を感じたときの対処法・注意点
胸の痛みを感じたときは、その痛み方や持続時間、他の症状の有無によって適切な対処法が異なります。緊急性の高い胸痛と慢性的な胸痛の場合で、それぞれどのように対処すべきか説明します。
緊急性の高い胸痛
- 強い圧迫感や締め付けられるような痛み
- 息苦しさ、冷や汗、吐き気、めまいなどの症状を伴う
- 持続時間が長い
- 突然発生する
緊急性の高い胸痛は、一刻を争う危険な状態である心筋梗塞や大動脈解離などの重篤な病気が隠れている可能性があります。迷わずすぐに救急車を呼びましょう。救急車を待つ間は、安静にして楽な姿勢を保ち、衣服を緩めて呼吸を楽にしてください。
慢性的な胸痛
- 軽い痛みや違和感
- 特定の動作や姿勢で悪化する
- 断続的に繰り返す
慢性的な胸痛の場合でも、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。狭心症や逆流性食道炎など、放置すると症状が悪化する病気が原因となっているかもしれません。医療機関では、問診や診察、心電図、血液検査などの検査を通じて原因を特定し、適切な治療を行います。
胸痛時の注意点
自己判断はしない
市販薬などで痛みを抑えようとするのは危険です。必ず医療機関を受診しましょう。
症状を詳しく伝える
いつから、どのように、どのくらいの時間痛むのか、他に症状があるかなど、医師に詳しく伝えましょう。
記録を残す
痛みの程度や持続時間、発症する状況などを記録しておくと、診断に役立ちます。
胸痛は様々な原因で起こるため、自己判断は禁物です。少しでも不安を感じたら、すぐに医療機関を受診し、専門家の指示に従いましょう。
胸痛と高血圧から心臓を守るために
胸の痛みや違和感、特に締め付けられるような感覚は、心臓に何らかの負担がかかっているサインかもしれません。多くの場合、安静にすることで落ち着きますが、持続する場合や他の症状を伴う場合は注意が必要です。
胸痛が続く、あるいは不安が解消されない場合は、循環器科の専門医に相談することをおすすめします。早期発見・早期治療が、あなたの心臓を守る第一歩です。
我孫子市のいとう内科循環器科は、我孫子駅よりすぐそばにある病院です。主に生活習慣病によって生じる、狭心症・心筋梗塞・不整脈・心臓弁膜症などの心臓に関わる疾患を診療しております。また、内科では、風邪やインフルエンザなどの感染症から、高血圧・糖尿病などの生活習慣病まで対応可能です。我孫子駅前や我孫子市周辺で循環器科病院をお探しの方、胸痛に不安を感じる方は、いとう内科循環器科へご相談ください。
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医院名 | いとう内科循環器科 |
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住所 | 〒270-1166 千葉県我孫子市我孫子1丁目1−22 3F |
電話番号 | 04-7181-3226 |
URL | https://www.juwakai.com/ |
診療項目 | 内科、循環器内科 |
診療時間 |
午前 9:15~12:30 午後 15:00~18:00 |
診療予約 |
午前は予約制、午後は受付順の診療となります。 初診、健診、予防接種の方は17:30までにご来院してください。 |
来院に必要なもの |
保険証をご持参下さい。 各種医療証、お薬手帳をお持ちの方はご持参下さい。 また、気になる症状や質問したい点などメモをご用意いただけると良いかと思います。 |
駐車場の有無 | 当院の駐車場はございません。 |
最寄駅 | JR我孫子駅 北口側 下車1分 |